【資格の種類】国家資格・民間資格・その他、同類資格を比較検討
これから資格取得に向けて猛勉強するつもりです。
どうせとるなら国家資格がいいと思っていますが、
その他には実際どのような資格があるのかが知り
たいです。
本記事では、このような資格に対する疑問などを持っている方に向けて、実際に管理人が経験したことなども含めてお伝えしていきます。
資格の種類
資格と言ってもさまざまな資格の種類があります。以下は大まかに資格を分類したものになります。
- 国家資格
- 業務独占資格
- 名称独占資格
- 必置資格
- 公的資格
- 民間資格
それぞれの資格を解説していきます。
1.国家資格
国家資格とは、日本の法律で定められた資格の事を言います。
以下は、厚生労働省のホームぺージに掲載されている「国家資格とは」から抜粋した内容です。
国家資格とは、一般に、国の法律に基づいて、各種分野における個人の能力、知識が判定され、特定の職業に従事すると証明されるものとされる。国家資格は法律で設けられている規制の種類により、次のように分類できる。【業務独占資格/名称独占資格/設置義務資格】
引用元:厚生労働省 国家資格につて
法律によって定められている例としては、医師は医師法、保育士は児童福祉法、介護福祉士は社会福祉士及び介護福祉士などがあります。
主な国家資格
保育士・介護福祉士・柔道整復師・社会福祉士・危険物取扱者・社会保険労務士・行政書士・司法書士・公認心理師・公認会計士・宅地建物取引主任者・など。まだまだたくさんあります。
2.業務独占資格
業務独占資格は、有資格者しか業務ができない資格になります。専門の知識とスキルを取得することで、高度な業務を行うことができます。
これは、国家資格の中の1つになります。
主な業務独占資格
歯科医師・消防設備士・土地家屋調査士など。資格名を見ただけで専門の知識が必須という事がわかります。
業務独占の性質上、ニッチな業界への就職や転職への可能性もあり、また独立開業など将来的な展開に期待が持てる資格ですね。
3.名称独占資格
上記の業務独占資格と似ていますが、こちらは名称独占資格になります。名称独占資格の場合、有資格者のみがその呼称ができるという事です。
例えば、公認心理師(国家資格)は、公認心理師の資格がなくてもカウンセリング等を行うことが出来ます。しかしその場合、公認心理師を名乗ることができず、また名刺などへの記載も許されません。
主な名称独占資格
管理栄養士・ウェブデザイン技能士・介護福祉士・救命救急士・技術士・左官技能士・調理師・土木施工管理技士・マンション管理士・労働衛生コンサルタント。など、まだまだたくさんあります。
4.必置資格
必置資格は、事業を行う際に企業や業種によって、法律で定められている特定の有資格保持者をおかなければいけないという事です。
有資格者を1人だけ設置で良い場合もあれば、事業規模や顧客数により有資格者の設置人数が変動することもあります。
例えば宅地建物取引士(宅建士)の場合、マンション、アパートの仲介業者や不動産会社では、宅地建物取引士を一人以上設置する義務があります。契約内容や重要事項説明を説明しなければいけないからです。
主な必置資格
登録販売者、宅地建物取引士、衛生管理者、エックス線作業主任者、貸金業務取扱主任者、ガス主任技術者、食品衛生責任者、清掃作業監督者、浄化槽技術管理者、電気主任技術者、フォークリフト運転者など。
5.公的資格
公的資格は、民間団体や公益法人が実施し、文部科学省や厚生労働省などの官庁や大臣、地方公共団体(都道府県、区市町村)などが認定している資格です。
どちらかと言えば、国家資格と民間資格の間あたりに位置づけられる資格です。とは言え、国が認定している資格なので社会的な信用は高いですね。
主な公的資格
ケアマネジャー(介護支援専門員)、介護職員初任者研修、CADトレース技能審査、診療情報管理士、中央競馬騎手(JRA競馬学校)、日商ビジネス英語検定、福祉住環境コーディネーター検定試験、簿記能力検定など。
6.民間資格
民間資格は、法律で定められていない資格で、主催者が任意の基準で定めることのできる資格です。
よく「取得する価値がない」といわれる資格も多々ありますが、とは言え、一定の地位を得た資格もあるので一概には言えませんね。
ただ、最近では在宅受験などもあり、それがほんとに受験なの?という声も少なくないのが事実です。
国家資格に指定されている資格以外は全て民間資格になります。
主な民間資格
インテリア設計士試験・医療保険士試験・イベント検定試験・アロマテラピー検定試験・経絡リンパマッサージ(セルフケアマネージャー)・カラーコーディネーター検定・食生活アドバイザー・情報処理技能検定試験・医療事務検定試験(日本医療事務協会主催)・秘書能力検定・フードコーディネーターなど。
まとめ
この記事では「資格の種類」について深堀してきました。これから資格取得を目指す方は、資格の知名度だけに捕らわれず、なぜその資格をとりたいのか?資格取得後はどのようなメリットがあるのか?などをしっかり考えてから挑むことをおすすめします。
また、民間資格より国家資格という一般的な意見もありますが、そこは自分にとって何が必要なのか?を考え、資格の選択を行いましょう。
同じような資格はいくつもあります。そのほとんどは民間資格だったりしますが、それだけニーズがあるという事です。
例えばスポーツフード系の資格は以下の通り8種類あります。ここに記載のないものもあると思います。
- スポーツフードアドバイザー
- スポーツフードマイスター
- スポーツ栄養プランナー
- スポーツフードスペシャリスト
- スポーツスーパーフードマイスター
- アスリートフートアドバイザー
- アスリートフードマイスター
- アスリート栄養食インストラクター
以上のように、スポーツフード系の資格はこれだけあり、これすべて民間資格になります。そして資格の内容は、何がどうちがうのか?その辺を深掘りして選択する必要があります。。
国家資格の場合、管理栄養士になるとおもわれます。管理栄養士の有資格者がプラスαの資格として、スポーツフード系の資格をとればさらに幅が広がると思います。
まとめると、国家資格+民間資格といった形が理想かも知れません。
似たような資格の取得をめざすなら、その資格がなんで必要なのか、またその資格があればどのように生かせることが出来るのか?などを自分なりに考えてから、資格取得をめざすことが良さそうです。