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介護福祉系の資格を国家資格と民間資格に分類・最上位は認定介護福祉士

資格取得

この記事では、介護・福祉系の資格をリスト化しています。現在の介護業界は人手不足が慢性化しており、そのため未経験者でもわりと採用されやすくなっています。いわゆる売り手市場ですね。

また、介護福祉系の資格は社会福祉士の国家資格を筆頭に、民間資格、検定試験など多種に及びます。売り手市場だけに有資格者は即戦力が求められるのも事実でニーズがある資格です。

未経験の方におすすめの資格は「介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)です(詳細は以下で解説)

おもな介護福祉系の資格

介護福祉系の資格を「国家資格」と「民間資格」に分類しました。

国家資格

  • 社会福祉士
  • 介護福祉士
  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • 精神保健福祉士

それぞれの受験資格

社会福祉士:難易度高めの国家資格。受験資格は3パターンあり、福祉系の大学、短大卒で指定科目を履修している方はすでに受験資格あり。一般の大学や短大卒の方は、一般養成施設の卒業が条件。大学、短大を卒業されていない方は、時間はかかりますが通信制大学→養成施設を卒業することで受験することができます。

介護福祉士:3パターンあり。①実務経験ルート、②高校卒(福祉系)、③養成施設ルート。①-1実務者研修修了→実務経験3年以上(学歴関係なし)②-1福祉系高校で52単位取得。③2年以上の一般養成施設と福祉系大学1年以上必須。

理学療法士(PT):高校卒業後、大学、短大、専門学校などの理学療法士養成施設で3年以上の修業をして、所定の課程をすべて終了する必要があります。

作業療法士(OT):高校卒業後、大学、短大、専門学校などの作業療法士養成施設で3年以上の修業をして、所定の課程をすべて終了する必要があります。

精神保健福祉士(PSW):受験資格はさまざまなルートがありますので、こちらで詳細を解説しています。

民間資格

  • 介護職員初任者研修
  • 認知症ケア
  • 実務者研修
  • 福祉用具専門相談員
  • 福祉住環境コーディネーター
  • 介護事務
  • 介護支援専門員(ケアマネジャー)

介護職員初任者研修:カリキュラム内容が130時間と決まっているため通学or通信から講座を受講します。介護の基本的な知識と技術を問われる初心者向けの資格です。

認知症ケア:認知症ケアには以下の5つの民間資格があります。

  1. 認知症ケア2級
  2. 認知症ケア指導管理士(初級)
  3. 認知症ケア専門士
  4. 認知症介助士
  5. 認知症ライフパートナー

いずれも通信講座などで取得可能です。詳細は各資格の記事で解説しています。

介護福祉士実務者研修:介護職を目指すなら最初に優先的に取得するべき資格です。受験資格は通学、通信講座にて必須科目を受講する必要があります。詳細はこちら

福祉用具専門相談員:資格取得には都道府県から指定を受けた研修機関で50時間の講習が必要になります。その後修了評価試験(筆記)を受け合格しなければなりません。

福祉住環境コーディネーター:独学、通信、通学の講座で学ぶことができ、その後受験することになります。高齢者や障害者が安全で快適な生活を送るための環境を提案するアドバイスする資格になり、1級~3級があります。

介護事務:介護事業所等で介護報酬請求業務(レセプト作成)などの事務作業するための民間資格になります。同様の資格が5つあります。

  1. 介護事務管理士®
  2. 介護報酬請求事務技能検定
  3. 介護保険事務士
  4. 介護事務実務士®
  5. ケアクラーク®


介護支援専門員(ケアマネジャー):医療福祉系の国家資格や一定の実務経験が必須になります。上記がわりと人気のある介護福祉系の資格になります。その他の資格も以下で解説していきます。

介護資格の序列

介護関連の資格は、その昔(2012年まで)は「ホームヘルパー」「介護職員基礎研修」「介護福祉士」と呼ばれるキャリアでした。

2022年の現在においては、以下のような内容でステップアップしていけます。

基礎的な資格「介護職員初任者研修」
   ↓
上級資格「実務者研修」
   ↓
国家資格「介護福祉士」
   ↓
さらに上級資格「認定介護福祉士」

このように、介護職員初任者研修からはじまり、福祉系の最上級資格が認定介護福祉士になります。

介護福祉士の資格取得ルート

介護系TOPの資格「介護福祉士」の資格取得には、以下の3つのルートがあります。

  • 養成施設ルート:介護福祉士の養成施設を卒業→国家試験受験
  • 福祉系高校ルート:福祉系高校卒業→国家試験受験
  • 実務経験ルート:3年以上の実務経験後→国家試験受験

上記の場合、2022年度~の最新情報になりますが、それ以前は資格取得までのルートに変更などが多々ありましたので、この記事では2022年4月時点での内容を掲載しています。

介護系資格の選択

これから介護系の資格取得を目指す方は、介護職員初任者研修は必須です。

とは言え、より短期間で取得をめざす方は「実務者研修」からスタートする方も増えています。
実務者研修は、初任者研修の1つ上の資格になります。さらに未経験でも受験することができるため、ここからスタートした方が効率がよいってことです。。

ちなみに学習時間ですが、介護職員初心者研修は320時間、実務者研修は450時間。

ただ、受講期間(時間)が長くなる分、受講料金も高くなりますので初期投資ができればの話しになってきますが、トータル的にはあまり差はないです。

介護福祉士をめざすなら実務者研修から

最初から介護福祉士を目指している場合、上記で説明した通り実務者研修からはじめることをおすすめします。

なぜなら、介護福祉士の受験資格の1つに「実務者研修の修了」があるからです。実務者研修がないと社会福祉士の国家試験を受けることは出来ません。

短期間で取得できるメリットがあります。

まとめ

この記事では介護福祉系資格をリストアップしました。もちろんすべての資格を載せてるわけではありません。

現在介護福祉系の資格取得を目指し、介護福祉系のお仕事を検討されている方向けの内容になります。

介護の資格には、介護職員初任者研修からはじまり、最上位が認定介護福祉士になります。

また、その資格取得のルートも数種類あったりしますがので、自分がどのルートで受験できるか?などをしっかりと把握する必要があります。

高齢化社会から超高齢化社会へとすすむにつれ、現時点でも介護福祉系のニーズは大きいですが、今後はより多くの人材がもとめられると思います。

今後を見据えて介護福祉系の資格取得を検討されてる方のお役にたてれば幸いです。